今日、改正マイナンバー法が成立しました。
日本に住む全ての人に１２ケタの番号を割り振るマイナンバー制度が１０月から始まっていきます。いよいよ始まってしまうんですね。
大手の企業であれば、着々とシステムの改修や研修を行って体制を整えていると思います。でも、中小企業のみなさんは、まだまだこれからという会社が多いのではないでしょうか。
マイナンバー制度は、国の社会保障の財政基盤を強化するためにも、税と社会保障の一体改革が必要であり、所得や年金、社会保険などに関する個人情報を一元的に管理することによって、社会保障制度を永続的なものにしようとするもの。
預金口座とマイナンバーを結び付けるなんて、国の本気度が伺えますが、当面の間は口座番号とマイナンバーを結び付けるには預金者の同意が必要となってます。
いきなり義務化できないのは、やはりマイナンバーの漏えいに対する恐れが払拭できないからなんでしょうか。
もし、マイナンバーが漏えいした場合のことを考えると恐ろしいですが、扶養控除の問題、社会保険の扶養の問題、課税逃れ、生活保護の不正受給を防ぐには、マイナンバー法の成立は当然の流れだったと、過去を振り返ったときに思えるといいですね。